化粧品を作る原動力になった過去の辛い経験告白
こんにちは。加藤ひとみです。
今日のセリフ通信は少し長くなるかもです。お時間があるときに読んで頂ければ幸いです。
どうして今、化粧品をプロデュースしているか?について。
唐突にいきなり、思いつきやお金儲けのためにやっているのではない、ということ。
それをお話しするために、私の歴史を(大袈裟ですかね)お話ししますね。
もともとプライベートな話をするのは好きではなく、ブログは長くやっておりますが、顔ダンスが大半でほぼあまりお伝えしてこなかった内容です。
私は結婚するまで、某大手化粧品会社のマーケティング部に勤務していました。
今や化粧品業界は通販が主流になっていますが、当時は制度化粧品が主体でした。
制度化粧品とは、メーカーのBAさんが付いていないと販売できない化粧品の事を言います。
中学時代までは周りの友達がニキビに悩まされても、吹き出物一つできない白い肌をしており、よく友達から羨ましがられていました。
しかし高校3年生になったとたん、なぜか大量のニキビに悩まされるようになりました。
その後は化粧品を使うようになったこともあり、どんどん悪化するようになりました。
この頃から長い化粧品ジプシーが始まったように思います。
そのころの化粧品に対する認識は、「肌を美しくするもの」でした。
肌を美しくするために専門家が集まり研究されつくした商品が晴れて店頭に並ぶ、と考えていました。
だからお金を払ってわざわざ手に入れる化粧品だから、肌に悪い成分がはいっているなど、これっぽっちも考えたことはありませんでした。
しかし、ニキビ用のお高いものを使えば使うほど悪化する一方です。
当時のアクネ用化粧品には、殺菌剤が配合されていました。
今もそうだと思いますが、その後のひどい敏感肌は、この殺菌剤が影響しているように思う。
本来はニキビが治る時期に治らず、かなり長い間引きずってしまいました。
20代になっても治らず、化粧品会社にいながら、内勤とはいえひどいニキビ面で恥ずかしかったです。
当時化粧品会社にいたこともあり、扱っている化粧品や他メーカーの化粧品をむさぼるように試したのもこの頃でした。
女性ならわかると思いますが、悩みがあればそれだけ、化粧品ジプシーに傾倒してしまうものです。
あらゆる化学成分を一気に肌に与えたせいで、その後はひどい敏感肌に移行してしまいます。
ニキビ・吹き出物+敏感肌。
敏感肌は髪の毛1本触れても痒い、という状態です。
それからニキビ跡がことごとくシミのようになり、シミに悩み、洗いすぎにより乾燥に悩み・・・長い間肌には苦しめられた過去があります。
当時、爆発的に流行った洗顔ブラシで肌をさらに痛めました。
それからはお決まりのように、色むら、シミ、小じわ、たるみに悩むようになります。
まとめると
にきび
ふきでもの
敏感肌
乾燥肌
色むら・シミ
小じわ
たるみ
という経過です。
あと皮膚科に通うほど、化粧品にかぶれて顔が腫れあがった経験が3度あります。2度めと3度目は同じ化粧品でした。
一度反応が出たものを、今度は大丈夫かも?と思って使ったのですが、2度めの方はもっとひどくはれ上がりました。
(日焼け止めの紫外線吸収剤に反応したようです。しかもその日焼け止めは皮膚科でも売っているものでした)
一度目はそれはひどい腫れ方でした。
美容院で購入した高いシャンプーとコンディショナーでした。(だれでも名前を聞けばわかる商品です)
耳たぶまで腫れ上がり、飲み薬と塗り薬で、完治まで1か月以上かかりました。
両方とも名前は控えますが、このときに合成成分の怖さを心底知りました。
ニキビ用の飲み薬で高熱が出たり(当初は結構危険な抗生物質が簡単に出されていました)、とにかく美肌になりたい執念がすべて空回りする辛い経験をしてきました。
自分が肌がきれいだったら、もっと積極的に色々とチャレンジできただろうな・・・
と今思うことは多々あります。すべてに対して消極的になっていた時期のように思います。
自分がこの経験を元に真正面から化粧品に向き合うようになったのが、アットコスメ時代です。
とにかく、他の人より化粧品に関する経験だけは多く、、また以前トップクラスの化粧品会社に勤務していたこともあり、化粧品会社が求めているものも熟知しています。
それを口コミという形で人に役立てれば・・という思いがありました。
当時は匿名(おきゃんママ)で好き放題書いていました。なんせ匿名ですから。
好き放題とは言っても口コミは真剣にありのまま書きました。
ところがその口コミが面白い、役に立つと言ってくださる方が多くなり、と同時にそのころアットコスメ側から、警告?のようなものが届きました。
(警告、といっても大したものではありません。同じ商品に何度も口コミを投稿するな、というたわいのないものです)
ただ、同じ商品に何度も口コミがいけない、というのが私の中では疑問でした。
化粧品というのはプラセボ効果が大きいので、評価が良い化粧品を使うときに、肌に良いという期待値が高い場合は、本当に良いものだと思えたりするのです。
だから本当にその化粧品の良さは数か月使わないと分からない。
使ってすぐ口コミしてもその後の経過をさらに口コミすることが、人の選択の際のより良い情報になると思ったのです。
ところが、それをやめて欲しいとアットコスメから警告がきました。
それをきっかけにパタッと口コミをやめてしまいましたが、嬉しいことに沢山の読者さんが付いてくださり、その方たちから最近口コミがないけれどどうしたのですか?とご心配のメッセージを頂くようになりました。
そのころから「ケミカル断ち」というものに大きな可能性を見出しており、それと顔ダンスの前身、たるみ改善プログラムも確立でき始めたので、その情報を規制されないブログで発信するようになりました。
肌を本当に美しくしてくれると確信したものが「たるみ改善3大セオリー」です。
情報をとにかくブログで出し続けました。
ほどなくして、たるみ改善プログラムを実践した人が、たるみが本当に改善して顔が若返ってきたのでさらに詳しく知りたい、リアルで見たい、セミナーをしてほしい、という要望を頂くようになり・・・
そして現在に至っています。
しかし、レッスンをするようになって、たるみ改善プログラムで若返る人と効果がでにくい人がいることに気付きました。
その方たちの肌を見ると、毛穴が大きく開いてごわついており、皮膚が筋肉の引きあがりについていけていないように感じました。
ケミカル断ちができていない肌だということは一目でわかりましたが、ではケミカル断ちに本当に良いものはなにか?と聞かれた場合、私自身でも市販のもので、絶対これが良い、というものがほとんどなく、ご紹介できるものが限られていました。
そのころから本当に自分が納得できて、肌の本来の力を引き出せる化粧品が作りたい、という夢を持つようになりました。
色々と分かったことですが、ケミカル断ちをした人は顔ダンスの効果の出方が段違いに高いです。これも驚きの一つでした。
そして年齢重ねてもシワができにくいです。肌が乾燥しにくくなるので当然ですね。
乾燥しない肌というのは紫外線などの外部環境にも強く、へこたれない肌なので、肌寿命がとても長いのです。
・・・とまぁ、ながながと書いてきましたが、、そんなこんなで監修化粧品→そしてプロデュースという流れになり、現在に至ります。
セリフは本当に納得いくものに仕上がったと思います。
今までの様々な経験がすべて役立っています。なにせすべての悩みを網羅して経験しましたから。
これからの課題は、製品を増やしていくこと、皆さんのお声に耳を傾けて、より良い製品、そしてより良いサービスを提供することです。
またこのようなお話しをする機会があれば、お伝えしたいと思います。
多くの方にご感想もお寄せ頂きありがとうございます。
前回セリフ通信でお伝えした、パーフェクトモイスチャライジングセラムとプレミアムエナジークリームを混ぜて使う方法がとても良かった、いう声を頂いています。
クリームが肌になじみにくい、時短で済ませたい、方にはお勧めです。
●セリフ パーフェクトモイスチャライジングセラム
●セリフ プレミアムエナジークリーム
それと、すべての方に共通しているのが、香りがとても好きだ、というお声。
天然のローズとラベンダーの香りです。どちらかが強くなりすぎないようバランスを取り絶妙にブレンドしました。
これを「セリフの香り」と名付けています。
セリフの香りは使う時にほっと香って、メンタル面への効果を出し、その後は香りが残らないように設計しています。
いつまでも残ると体調が悪い時などは辛いからです。
またお出かけの時にまとうパフュームの邪魔をしないようにしました。
それでは、また次回までごきげんよう♪